“朝だけ動くSNS” 開発記録 #1 〜アイコン完成まで〜

朝の実アイコン アプリ開発

こんにちは、唐突ですがアプリを開発します。
アプリの名前は「朝の実(Asanomi)」にしようと思ってます。

このアプリは、「朝の豊かな時間を共有したい」という想いから生まれた、“朝専用のSNS”です。(まだ完成していませんが)

この記事では、アプリ構想からロゴ・アイコン完成までの過程、そして今後の開発計画をまとめます。


コンセプト:「朝だけ動くSNS」

朝の実の特徴は、

・投稿できるのは朝の4〜9時だけ
・閲覧はいつでも可能

忙しいSNSの世界から離れて、豊かな朝を過ごす人達がつながれるアプリを作りたかった。

アプリ名「朝の実(Asanomi)」という名前には、2つの意味を込めています。
ひとつは、“朝しか動かないSNS” という仕組みから生まれた「朝のみ」。
もうひとつは、朝の活動を通して実る成果や気づき を表す「実(み)」。


技術スタックと方針

開発環境:Xcode + SwiftUI
データ管理:CloudKit(Firebaseを後々導入予定)
アーキテクチャ:MVVM
設計思想:最初はMVPでリリース → 徐々に拡張

以前の個人開発では、AIツールにコードを任せすぎて構造を理解できないという反省がありました。
そのため今回は、「自分の手で理解しながら作る」をテーマにしています。


フォルダ構成と基本設計

Asanomi
├ Models
├ Views
├ ViewModels
├ Repository
├ Resources
└ Support


CloudKitでのデータ構造設計

CloudKit Dashboardで Post レコードタイプを定義しました。

フィールド一覧
・id:String(投稿のUUID)
・authorId:String(投稿者識別)
・text:String(投稿本文)
・createdAt:Date(並び順・制限判定)
・cheerCount:Int(いいね数)
・isDeleted:Bool(論理削除)
・clientTimeZone:String(将来的な監査用)

createdAt を Sortable に設定することで、タイムラインの高速取得が可能になります。

投稿時間の制約ロジック(4〜9時)

  • 投稿可能時間:4:00〜9:00(端末ローカル時刻)
  • それ以外の時間帯は投稿ボタンを非活性化
  • 押下時は「投稿は朝4〜9時の間に行えます」とガイド表示

この制約を通して、「限られた時間の特別感」を体験として設計しています。

ロゴ・アイコンのデザインプロセス

キーワードは「夜明け」「果実」「希望」。
「朝専」や「東雲」など候補を経て、「朝の実」に決定した瞬間にデザイン方向が明確になりました。

「夜が明けきる直前の、空が少しずつ明るくなる時間」
「太陽が地平線から顔を出す瞬間」
このイメージを“果実”として表現しています。

デザイン構成要素

  • 果実(太陽):朝の象徴。下部の青で朝の空に上がりきっていない太陽を表現
  • 雲:穏やかさと時間の流れ
  • 背景:夜明け前の空気(淡いオレンジ〜水色グラデーション)

現行デザイン

朝の実アイコン

今後の開発計画(MVP完成まで)

フェーズ1:基盤構築(10月下旬〜11月上旬)

  • Xcodeプロジェクト新規作成
  • フォルダ構成整理
  • App ID, Bundle 設定
  • CloudKit Container 作成
  • Post モデル定義
  • CloudKitRepository(CRUD処理)作成
  • 投稿時間帯ロジック仕様整理

フェーズ2:投稿機能の実装(11月中旬)

  • 投稿画面UI構築
  • 投稿ボタン制御(4〜9時)
  • CloudKit保存処理
  • 投稿一覧キャッシュ

フェーズ3:タイムライン表示(11月下旬)

  • CloudKitからデータフェッチ
  • createdAt順に並び替え
  • Listデザイン調整
  • いいね機能(cheerCount)プロトタイプ

フェーズ4:アイコン・App Store準備(12月上旬)

  • アプリアイコン登録
  • スプラッシュ画面作成
  • App Store Connect設定
  • スクリーンショット準備
  • 審査提出

フェーズ5:初期リリース(12月中)

  • App Store公開
  • ユーザーフィードバック収集
  • データ量・アクセス数分析
  • v1.1改善計画策定

まとめ

「朝の実」は、SNSの“時間”という概念を再設計する試みです。
アプリを開く時間を制限することで、ユーザーの生活リズムを整える。

夜のSNSに疲れた人が、朝の静けさの中で自分を取り戻せる場所。
そんな空間を実現するために、引き続き開発を進めます。

次回予告

次回は「CloudKitでSNSを作る」実践編として、以下を紹介予定です:

  • Postモデルの定義
  • タイムラインの表示
  • 投稿時間の制約実装

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